少し前にうら田の愛香菓/あいこうかというお菓子を紹介させていただきました。
同じく金沢の落雁でちょっと変わっていて私が大好きなものがあるので今日はその話。
諸江屋の生落雁/なまらくがん。その中でも加賀宝生/がかほうしょうというお菓子についてまとめていきたいと思います。
諸江屋は、創業が江戸時代 金沢の超老舗和菓子屋 落雁中心の品揃えです
愛香菓を販売しているうら田は、和菓子全般を扱うお店ですが、諸江屋は、「落雁諸江屋」というくらいですから(他の和菓子の取り扱いもありますが)ラインナップは落雁中心です。創業は嘉永2年。なんと、江戸時代です。金沢は歴史のある和菓子屋さんが多いですが、諸江屋は老舗中の老舗で間違いないですね。
あんと/金沢百番街にある諸江屋の実店舗にて生らくがんのセットを買ってみた
諸江屋の生らくがんは、全部で4種類あります。今回は、生らくがんが全種類入ったセットを買ってみましたよ。
私は、百番街のあんとの中にある諸江屋の実店舗で購入しました。箱に「風流」って書いてある。
- 公式サイト http://moroeya.co.jp/
生らくがんは、万葉の花/風流/濃茶楽雁/加賀宝生の4種類です
- 万葉の花/まんようのはな 和三盆糖➕寒梅糖➕あんこ(多分、これがノーマル)
- 風流/ふうりゅう 蕎麦味➕あんこ
- 濃茶楽雁/こいちゃらくがん 抹茶味➕あんこ
- 加賀宝生/かがほうしょう 他とはちょっと違う✔️説明が長くなるので後述します
万葉の花/風流/濃茶楽雁に関しては、食感、構造ともに似ています。万葉の花がノーマルというか、プレーンというか・・・・のポジションだと思います。
生らくがんは、普通の落雁と比較するとやわらかく水分量が多い
生らくがんは、普通の落雁と比較すると、ホロッとやわらかくて、水分量が多い感じがしますね。生らくがん部分だけで食べてもおいしいですが、あんこを生らくがんでサンドイッチするのが、諸江屋の生らくがんの形のようですね。あんこは、やわらかすぎず、みずみずしすぎずで、生らくがんとのバランスを保った仕上がりになっているようです。上品な甘さではあるのですが、甘みはけっこう強いです。食べ応えがあり、1個食べるとけっこう満足✨✨ちなみに、賞味期限は、約2週間ほどです。普通の落雁と比較すると短めになりますので、そこは少し注意です。
こちらの写真を見てもらうと一目瞭然なのですが、生らくがんの中で加賀宝生だけちょっと違う。違いがたくさんあるのでまとめてみました。
加賀宝生/かがほうしょうの味わいについてまとめてみた 生らくがんの中でもさらに個性的
- 生らくがん(白)の部分の食感が、モチッとしている
- いい意味できめ細かさが少なく、シャリッとした食感がある
- ほんのり塩味が効いている
- 甘さがとっても控えめ
- 中に挟んであるのは「あんこ」ではなくて「羊羹」
というわけで「生」らくがんというだけでも個性的なんですが、加賀宝生だけなぜかさらに個性的‼️
シンプルなモノトーンがおしゃれです。中に挟まっているのが羊羹だからか、境目がはっきりしていてモノトーンなのがさらに際立っているなと思います。和菓子大好きな私ですが、落雁はあまり普段のおやつには選ばないかな・・・・でも、加賀宝生は、別です。そもそも、加賀宝生だけを何も先入観なしに食べたら、落雁の仲間だとは思わないかも。
そんな不思議な生らくがん&加賀宝生。金沢のお土産としても人気です。もっとたくさんの方に知ってほしいですね。
- 公式サイト http://moroeya.co.jp/